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「スリー」(Three)はU2が初めて商業リリースした「Out Of Control」「Stories For Boys」「Boy/Girl」の3曲入りEP。アイルランド限定リリースだったが、IREチャート19位に食い込んだ。 == 解説 == メジャーデビュー前、なんとかレコード会社の契約を勝ち取ろうと奮闘していたU2だが、ようやくCBSとシングルを1枚出す契約を交わした。そしてそのCBSがプロデューサーとして寄越したのが、当時CBSのA&Rとして働いていた音楽のど素人のチャス・ド・ウェイリー。 レコーディングのムードは険悪、デモの出来はいまいちで、CBSはイギリスでのリリースを拒否し、アイルランド限定リリースとなった。U2側はこの知らせに落胆したが、それならばと知恵を絞り、ファン心理をそそるべく、それぞれのレコードに番号を打った1000枚限定の12インチレコードの形でリリースした。結果、レコードはアイルランド国内で大ヒット。ラジオ局で頻繁にかかり、ホットプレスはバンドを表紙に起用、12インチレコードはあっというまに売り切れて、急遽 7インチ・レコードをリリースした。今やこのレコードはコレクターズアイテムである。 このレコードでU2はデビューのとっかかりを得るとともに、CBSは将来のビッグバンドを取り逃がしたという汚名を着ることになった。 なお曲順は自分たちで決められなかったために、RTEラジオのDJデイヴ・ファニングの番組に出演した際、リスナーの投票で決めた。デイブはU2がシングルをリリースする際、世界で最初にラジオに流す「特権」を現在も持っている人物だ。 「Out Of Control」と「Stories For Boys」は「Boy」に収録される際、新たにレコーディングし直されている。「スリー」収録の3曲は現在「Boy」のデラックス・エディションに収録されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スリー (U2のミニアルバム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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